その腰痛は脊椎分離すべり症に
よるものかもしれません
脊椎分離すべり症は、背骨の一部が折れてずれてしまう病気です。
とくに、腰部で発症しやすい傾向にあります。
腰に負担をかける生活に心当たりはないでしょうか。
悪い姿勢やスポーツ活動だけでなく、乱れた食生活が影響している場合もあります。
骨折をともない、ずれた骨によって神経が圧迫されると、神経痛、けいれん痛、しびれなどの症状が現れます。
脊椎分離すべり症の多くは、保存療法で対処することが一般的です。
一度発症すると症状が落ち着くまでに時間を要します。
そのため、日頃から腰に負担をかけない生活を心がけ、予防することが大切です。
こちらでは、脊椎分離すべり症の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 背骨を触るとくぼんでいる部分がある
- 腰を後ろに反らすと痛みが強まる
- じっとしているのにお尻が痙攣する
- 坐骨神経痛だといわれたが原因がわからない
- 腰や足がしびれてうまく歩けない
- ひどい腰痛に何週間も悩まされている
脊椎分離すべり症とは
どのような病気なのでしょうか?
脊椎分離すべり症の状態・原因
こちらでは、脊椎分離すべり症の状態とその原因についてご紹介します。
【脊椎分離すべり症の状態】
脊椎分離すべり症とは、脊椎を構成する椎弓(ついきゅう)と呼ばれる部分で疲労骨折が起こり、前後にずれる病気です。
分離だけが生じている場合は「脊椎分離症」、椎間板の変性によるすべり症は「変形すべり症」「脊椎すべり症」などとも呼ばれています。
好発部位は腰部です。
骨がずれると、姿勢を変えたときにずれた骨が瞬間的に神経と接触することがあります。
このとき、神経を傷つける場合があると脳が察知すると、身体の防衛反応として腰痛を感じるといわれています。
【脊椎分離すべり症の原因】
脊椎分離すべり症の原因として、次のようなことが考えられます。
●不良姿勢
猫背のような不良姿勢は、筋肉や関節の働きを鈍らせ、骨に負担をかける可能性があります。
とくに、座っている姿勢は、上体を脊椎だけで支えなければならないため、立っているときよりも負担がかかりやすい状態です。
そのため、激しい運動をともなわない場合でも、日常的に不良姿勢を続けることで脊椎にダメージが蓄積され、脊椎分離すべり症が起こりやすくなると考えられています。
●身体の連動性の欠如
身体の連動性が欠如していると、激しい動作を行うときに思うように身体を動かすことができないといわれています。
とくに、スポーツ活動時に身体の連動性が欠如していると、腰の曲げ伸ばしやひねりの動作のときに椎間板にかかる内圧が上がり、脊椎分離すべり症を発症するリスクがあります。
●神経伝達の悪さ
私たちは、神経の働きによって筋肉に指令を出し、自由に身体を動かすことができるといわれています。
しかし、神経と筋肉の接合部に問題が生じ、伝達がうまくいかない状態となると、本来機能するべき筋肉が働かず、椎間板に負担がかかることがあります。
●食生活の乱れ
乱れた食生活が続くと、消化・吸収のために内臓に負担がかかり、疲労が蓄積されます。
この内臓疲労によって身体の中心軸が崩れてしまうことで、椎間板に負担がかかる姿勢や動きとなり、脊椎分離すべり症を発症するケースもあります。
脊椎分離すべり症の症状
【脊椎分離すべり症の症状】
脊椎分離すべり症のおもな症状は次のとおりです。
●腰痛
分離のみの場合は、神経が圧迫されていないため、腰痛は軽度だといわれています。
また、分離のみの場合は自覚症状がみられないことも少なくありません。
しかし、分離すべり症の場合はずれた骨が神経を圧迫するため、腰を後ろに反らす動作のときに圧迫が強まり、痛みが増すことがあります。
●けいれん痛
脊椎分離すべり症は、身体の反射の働きによってお尻や太ももの外側にけいれんをともなう痛みが生じる場合もあります。
●坐骨神経痛
脊椎分離すべり症のすべりの度合いがひどいと、下肢をつかさどる坐骨神経が圧迫されます。
すると、お尻、太もも、ふくらはぎ、足先などにしびれや痛みを感じる坐骨神経痛をともなうことがあります。
●患部の変形
脊椎分離すべり症の場合、患部よりも上にある椎骨の棘突起部がへこみ、段差のような変形がみられることがあります。
●しびれ
ずれた骨が神経や血管を圧迫することによって、しびれを感じることがあります。
【脊椎分離すべり症と似た病気】
脊椎分離すべり症と似た病気には、次のようなものが挙げられます。
●脊椎変性すべり症
腰椎変性すべり症は、脊椎分離すべり症と似た病気です。
年齢を重ねるにつれて変性してしまった椎骨や椎間板がすべり、腰痛を感じるようになります。
腰椎変性すべり症の場合は、骨折をともないません。
しかし、神経の通り道である脊柱管を狭窄してしまうため、下肢の痛みや排尿障害などをともなうことがあります。
●椎間板ヘルニア
椎間板は、脊椎の骨と骨の間にあるクッションのような組織です。
髄核と呼ばれるやわらかい組織を線維輪(せんいりん)という硬い組織が覆うようにして構成されています。
椎間板ヘルニアとは、線維輪が壊れ、髄核が突出する病気です。
飛び出した髄核が神経を圧迫することで腰痛や足の痛みをともなうことがあります。
【脊椎分離すべり症の注意点】
脊椎分離すべり症は、骨折をともないます。
そのままにしていると、筋肉に負担がかかり、痛みが強くなることがあります。
骨折が回復することで痛みが緩和し、日常生活への支障は少なくなっていきますが、定期的に施術を行い、脊椎にかかる負担を和らげることをおすすめします。
腰をいたわって
脊椎分離すべり症を防ぎましょう
脊椎分離すべり症の対処法
脊椎分離すべり症には、次のように対処しましょう。
●安静にする
脊椎分離すべり症は、腰をひねったり反らしたりといった負担がかかる動作によって痛みが増すことがあります。
症状が強いときは無理をせず、安静にして過ごしましょう。
しかし、寝たきりになると腰の筋力が低下し、かえって回復が遅れる場合があります。
激しい運動は控え、無理のない範囲で普段どおりの生活を心がけましょう。
●コルセットをつかう
腰への負担を軽減することで痛みの軽減が期待できます。
腰に負担がかかる動作を行うときは、コルセットを活用しましょう。
コルセットは、長期間着用しつづけると筋肉の萎縮を招くことがあります。
そのため、装着時間はできるだけ短くしましょう。
●鎮痛剤をつかう
脊椎分離すべり症は、リハビリを行いながら症状が落ちつくことを待つしかないといわれています。
痛みがひどい場合は、鎮痛剤を使用しましょう。
医療機関では、ブロック注射によって神経の興奮を抑え、痛みに対処することも可能とされています。
●手術を行う
保存療法でも改善がみられない場合には、手術を検討しましょう。
手術方法は患部の状態によって異なります。
痛みがなかなか引かない場合は、医療機関に相談しましょう。
脊椎分離すべり症の予防法
脊椎分離すべり症を防ぐために、日常生活では次のようなことを心がけましょう。
●正しい姿勢を取る
日常的なくせとして定着している不良姿勢や疲労からくる体幹の傾きなどによって、椎間板に負担がかかり、脊椎分離すべり症を発症しやすくなるといわれています。
未然に防ぐためには、次のような点に配慮し、正しい姿勢を保ちましょう。
・ストレッチをする
体幹を支える筋肉が弱ると、正しい姿勢を維持することがむずかしくなる傾向にあります。
バランスボールをつかったストレッチや閉眼状態での片足立ちなどで、日頃から体幹を鍛えておきましょう。
・こまめな休憩を挟む
デスクワーカーや長時間自動車を運転する仕事などは、同じ姿勢を続けるため腰に負担がかかりやすくなります。
1時間に1回程度は小休憩を挟み、椅子から立ち上がって背伸びをしたり前屈したりして脊椎を動かすようにしましょう。
・クッションを活用する
正しい姿勢で座っているつもりでも、徐々に姿勢は崩れることがあります。
骨盤を安定させるクッションを活用し、脊椎を正しい位置にキープしましょう。
●食生活を改善する
内臓疲労が脊椎分離すべり症を招くことがあります。
現代の食事は、食の欧米化によって肉類や油脂の摂取量が増え、高タンパク質で高脂肪なものが多い傾向にあります。
食べ過ぎや飲み過ぎなどが重なると、胃腸や肝臓に負担がかかり、内臓疲労が溜まりやすくなるといわれています。
食生活では、次のような点に気をつけましょう。
・塩分を控えめにする
塩分の摂りすぎは内臓に負担をかけます。
しょうゆやソースのかけすぎには注意が必要です。
薄味が苦手な方は、こしょうやガーリックといった香辛料、レモン汁、酢といった酸味を活用し、味つけを工夫してみましょう。
・野菜を積極的に摂取する
野菜には食物繊維が含まれており、消化・吸収を助ける作用があります。
1日350gを目安に、さまざまな種類の野菜を食べましょう。
スムージやジュースにすると無理なく摂取しやすくなるといわれています。
やよい堂整骨院の
「脊椎分離すべり症」アプローチ法
長年施術を行い、痛みを感じている方は身体が硬い方で同時に身体もゆがんでいるということがわかりました。
当院はまず一瞬で全身の緊張を緩めることを目指します。
それを可能にするために、第1頸椎・第2頸椎にYDコンダクターで施術を行います。
胸椎、腰椎、患部に対してはJSリムーバーを使用して、脊椎分離すべり症の改善を図ります。
著者 Writer
- 小栗 宏治
- 資 格:柔道整復師、はり師・きゅう師、細胞矯正士、
ダイエットアドバイザー、YD骨格矯正、疲労回復整体、
Foxpitパーソナルトレーナー
血液型:B型
出 身:青森県上北郡
星 座:水瓶座
趣 味:ゴルフ
患者様へひとこと:
丁寧な施術を心がけます!
何かお悩みの症状があれば、ぜひ一度当院にご相談ください。
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施術案内
MEDICAL
姿勢骨格矯正
身体の軸の歪みと自己免疫を改善させる根本療法です。
第1頸椎・第2頸椎を矯正することで筋肉を緩めて神経に働きかけ、ピンポイントで施術することで痛みを取り除き、身体のバランスを整えます。
鍼灸
白血球を増やすことで生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能を活性化させる働きをすると考えられています。
また首・肩・背中のしつこい凝りをほぐすのに適しています。
特にお灸は虚弱体質の方に向いています。
産後骨盤矯正
産後はゆがんだままの骨盤(仙腸関節)がグラついて安定感がなくなり痛みを伴ったり、出産後に体重が増加してしまうことがあります。
産後の不調を防ぐためには、骨盤まわりの緩んだ靭帯や筋肉に働きかける産後骨盤矯正がおすすめです。
美容鍼
美容鍼は本数や電気鍼ではなく限られたポイントに施術する事が重要です。
美容に関して1回で最大の目的を手に入れたいならば、姿勢骨格矯正プラス美容鍼をオススメします。
また頭皮針もする事でリラックスできます。
特別施術
(トータル
メンテナンス)
当院では身体の症状を強く感じているが、仕事が忙しくなかなか通院が出来ない方も多いかと思います。
忙しい方には、痛みや疲労回復までご希望にお応えが可能な特別施術(トータルメンテナンス)がおすすめです。
ダイエット
(体質・生活
習慣改善)
当院では生活改善・質的栄養バランスを整える事で、健康的な身体を手に入れるお手伝いをしてます。
ダイエットカウンセラーが患者さまにあわせたプログラムを考案し、生活習慣の改善を目指していくダイエット(体質・生活習慣改善)メニューがおすすめです。
パーソナル
トレーニング
(姿勢・
運動指導)
筋肉を鍛えると、姿勢が改善したり、バランス感覚が安定するメリットがあります。
健康維持のために鍛えたい中高年の方はもちろん、スポーツに励む中高生・社会人の方にもコンディショニングの一環としてパーソナルトレーニング
(姿勢・運動指導)メニューがおすすめです。
交通事故施術
交通事故というのは日常のケガとは異なり、思ったより重症になっていることもあります。
特にむち打ち症は確かな施術をしておかないと、後々に後遺症が出る事が多いです。
交通事故施術に特化した当院に来院ください。
自律神経調整
ストレスやホルモンバランスの乱れによって自律神経が乱れると全身のさまざまな器官に悪影響を及ぼします。
私たちの意思ではコントロールできない自律神経の働きを整えるには、自律神経調整メニューがおすすめです。
保険施術
整骨院でも、公的医療保険や自賠責保険、労災保険といった各種保険が使用できる場合があります。
患者さまの症状やケガをしたときの状況により変わってくるため、まずは対象となるかどうか当院へご相談ください。
往療施術
当院では、個人・法人様向けの出張施術も行っております。
お仕事が忙しい方やお身体が不自由で当院への通院が困難な方に対して、施術者が患者様の自宅や職場、施設に伺い、施術(整体・はり)を行います。
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