腰椎脊柱管狭窄症を防ぐために
生活を見直しましょう
腰が痛んだりしびれたりすると「なにか腰に障害が生じているのではないか」と不安になることもあるのではないでしょうか。
腰痛は、さまざまな病気が原因といわれています。
なかでも、中高年に多い腰の病気は「腰椎脊柱管狭窄症」です。
腰椎脊柱管狭窄症になると、腰の痛みやしびれといった症状がみられます。
発症するきっかけは人それぞれですが、多くは後天的な要因だといわれています。
加齢による組織の変性だけでなく、スポーツや重労働による腰への負担なども原因のひとつです。
また、腰椎すべり症や腰椎椎間板ヘルニアといった別の腰の病気によって引き起こされる場合もあります。
予防するためには生活習慣の改善が欠かせません。
こちらでは、腰椎脊柱管狭窄症の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 少し歩くとすぐに腰が痛くなる
- 腰から足にかけてしびれを感じる
- 腰が張っていて嫌な感じがする
- 背中を反らすと強い痛みを感じる
- 尿意をコントロールできない
- 段差によくつまずいてしまう
腰に負担をかける
生活を続けていませんか?
腰椎脊柱管狭窄症の原因
腰椎脊柱管狭窄症とは、「脊柱管」と呼ばれる脊椎にある神経の通り道が腰の部分で狭まる病気です。
脊柱管が狭くなる原因としては、次のようなことが考えられます。
●先天的な要因
脊柱管の太さは人それぞれです。
まれなケースですが、生まれながらにして脊柱管が細いと、狭窄するリスクがあります。
●後天的な要因
多くの方は、次のような後天的な要因によって腰椎脊柱管狭窄症を発症します。
・加齢にともなう組織の変性
年を重ねるにつれて、脊柱管のまわりにある椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が分厚くなったりして、脊柱管の狭窄が進みます。
狭窄が進むスピードには個人差があるものの、おおむね中高年になると腰椎脊柱管狭窄症の症状が出始めてきます。
・若いころから蓄積された腰への負担
若いころに激しいスポーツや重労働などで腰に負担をかけている方は、その影響で腰椎脊柱管の狭窄が進んでしまうことがあります。
・長時間座りつづけたことによる腰へのダメージ
実は座りつづける姿勢も、腰に大きな負担をかけることがあります。
上半身の重みが腰に集中しやすいためです。
デスクワークをしている方や長時間車を運転するタクシードライバーやトラック運転手といった方も、気づかぬうちに脊柱管の狭窄が進んでいる可能性があります。
・背骨の病気
背骨の病気による影響で、変形した骨や椎間板が脊柱管を狭めることもあります。
たとえば、腰椎すべり症です。
腰椎すべり症は、腰椎の骨がずれてしまう病気で、脊柱管を狭窄させてしまうこともあります。
加齢による変性すべりと疲労骨折が原因となる分離すべりがあり、若年の方でも発症するリスクのある病気です。
また、腰椎でクッションの役割をしている椎間板が飛び出す「腰椎椎間板ヘルニア」も脊柱管狭窄症の原因といわれています。
さらに、骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折や背骨周辺にできた腫瘍なども、腰椎脊柱管狭窄症につながることがあります。
腰椎脊柱管狭窄症の症状
腰椎脊柱管狭窄症がもたらすのは腰痛だけではありません。
こちらでは、腰椎脊柱管狭窄症の症状と腰椎脊柱管狭窄症と関連のある病気の症状についてご紹介します。
【腰椎脊柱管狭窄症の症状】
腰椎脊柱管狭窄症のおもな症状には、次のようなものがあります。
●腰の痛みや張り
腰椎脊柱管狭窄症は、安静にしているときにあまりひどい腰痛は出ないといわれています。
しかし、立ったり歩いたりしていると、腰の痛みや張りを感じることがあります。
●足のしびれや痛み
腰椎脊柱管狭窄症は、足へとつながる坐骨神経を圧迫することがあります。
すると、太ももやふくらはぎといった部分にしびれや痛みが出て、歩きづらくなるといわれています。
●腰を反らしたときの痛み
腰椎脊柱管狭窄症は、腰を反らしたときに脊柱管の狭窄がひどくなるため、しびれや痛みが強まる傾向にあります。
痛みがひどい場合は、背中を丸めていると落ち着いていくことが多いといわれています。
●間欠性跛行
腰椎脊柱管狭窄症は、「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる症状がみられることもあります。
「間歇性跛行」とは、少し歩くと足に痛みやしびれなどが現れる状態のことです。
座って休んでいると歩けるようになりますが、また歩きだすと再び痛みやしびれがひどくなり、連続して歩くことが困難とされています。
【腰椎脊柱管狭窄症と
関連のある病気の症状】
腰椎脊柱管狭窄症をもたらす病気の症状をそれぞれご紹介します。
●腰椎すべり症
腰椎のすべりの程度が軽い場合は、腰痛や坐骨神経痛などが起こります。
すべりが進行すると、腰椎のうしろにある脊髄神経が圧迫されるため、下肢に強い痛みやしびれが出るようになるといわれています。
●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、いわゆる「ぎっくり腰」のような症状が起こることがあります。
数週間にわたって激しい痛みやしびれを感じることが特徴で、痛みのせいで眠れなくなることがあります。
片足に症状が現れることが多いですが、両足に症状が出たり、まれに排尿・排便障害をともなったりします。
大切な腰を守りましょう
腰椎脊柱管狭窄症の対処法
腰椎脊柱管狭窄症がつらいときは、次のように対処しましょう。
●運動する
痛みがあるものの歩くことは可能である場合、身体を動かすようにしましょう。
腰を支える筋力が衰えると、椎間板や骨にかかる負担が増え、脊柱管の狭窄が進む場合があります。
痛みが気になる場合は、水中ウォーキングがおすすめです。
浮力の働きによって腰への負担を減らしながらトレーニングできるといわれています。
●腰を温める
腰の血行が悪くなると、疲労物質が蓄積され、さらに痛みが強まる傾向にあります。
ズキズキするような炎症性の痛みがない場合は、湯船に浸かってしっかりと腰を温めてみましょう。
●前かがみで歩く
腰椎脊柱管狭窄症の間歇性跛行は、歩いたときに腰がうしろに反ってしまうため、生じると考えられています。
そのため、少し前かがみの姿勢になると、痛みが出にくくなる傾向にあります。
シルバーカー、杖、傘などをつかって、前かがみの姿勢を心がけましょう。
●コルセットで保護する
腰椎脊柱管狭窄症は、腰を反らすような動作が痛みの悪化につながります。
立ったり歩いたりするときは、あらかじめコルセットで腰を固定しておくと、うしろに反りにくくなり、痛みが出にくくなるといわれています。
●医療機関に相談する
医療機関では、局所麻酔剤を注射する神経ブロックや鎮痛薬をつかった薬物療法、リハビリなどが可能とされています。
骨や神経の異常はセルフケアがむずかしいため、痛みがひどい場合は医療機関に相談しましょう。
症状が軽い場合は、保存療法で改善することもあります。
●手術を検討する
筋力低下がひどくなっている場合は、手術が必要になることもあります。
脊柱管狭窄症の手術方法は、脊柱管を圧迫している靱帯や椎間板を削る除圧手術もしくはずれた骨を整形する固定術などです。
発症してから時間がたちすぎていると手術をしても十分な回復が見込めない場合もあるため、症状がひどくなる前に医療機関に相談しましょう。
腰椎脊柱管狭窄症の予防法
腰椎脊柱管狭窄症を防ぐためにも、日常生活では次のような点に気をつけましょう。
●悪い姿勢を改善する
立っているときよりも座っているときの姿勢が腰への負担が大きくなる傾向にあります。
たとえば、椅子に浅く腰かけて、背もたれにもたれる「ずっこけ座り」です。
この座り方をすると身体の重心がうしろに置かれるため、腰椎に負担をかけるといわれています。
また、よく耳にする「猫背」も腰の筋肉や靱帯に負担をかけやすいため注意が必要です。
腰椎脊柱管狭窄症を予防するためには、このような悪い座り方を改善しましょう。
座るときのポイントは、次の3つです。
・椅子に深く腰かけ、骨盤を立てることを意識する
・背もたれに頼らず、まっすぐと背筋を伸ばす
・股関節や膝関節の角度は90度を保つ
姿勢を保ちにくいと感じている方は、正しい姿勢をサポートするクッションをつかうと維持しやすくなるといわれています。
●定期的に腰を動かす
運動不足になると、腰まわりの筋肉が硬くなり、腰椎脊柱管狭窄症が起こりやすくなるといわれています。
とくに、デスクワークや運転などで座りつづけている方は、1時間に1回ほどは腰を左右にひねったり、背伸びや前屈をしたりといったストレッチを取り入れましょう。
自転車漕ぎもおすすめです。
自転車や室内用のトレーニングマシーンがない場合は、仰向けになって自転車を漕ぐような動作を繰り返すだけでもかまいません。
●食生活の乱れを改善する
実は、食生活の乱れが腰に悪い影響を与える場合もあります。
脂や塩分の多い食事ばかりしていると内臓が疲労し、身体の中心軸が崩れてしまうためです。
食事は1日3食、決まった時間に食べることが推奨されています。
夜食や間食は、できる限り控えましょう。
早食いも内臓に負担をかけるため、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。
食の欧米化にともない、肉ばかり食べていることが多いため、魚や野菜も摂るようにしましょう。
やよい堂整骨院の
「腰椎脊柱管狭窄症」アプローチ法
腰椎脊柱管狭窄症には、整形外科院やほかの接骨院の施術より当院の姿勢骨格矯正施術が適していると考えています。
長年施術を行い、痛みを感じている方は身体が硬い方で同時に身体もゆがんでいるということがわかりました。
当院はまず一瞬で全身の緊張を緩めることを目指します。
それを可能にするために、第1頸椎・第2頸椎に対してはYDコンダクターでアプローチをします。
また、胸椎、腰椎、患部にはJSリムーバーで施術を行います。
腰椎脊柱管狭窄症が改善されたお客様の声
著者 Writer
- 小栗 宏治
- 資 格:柔道整復師、はり師・きゅう師、細胞矯正士、
ダイエットアドバイザー、YD骨格矯正、疲労回復整体、
Foxpitパーソナルトレーナー
血液型:B型
出 身:青森県上北郡
星 座:水瓶座
趣 味:ゴルフ
患者様へひとこと:
丁寧な施術を心がけます!
何かお悩みの症状があれば、ぜひ一度当院にご相談ください。
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施術案内
MEDICAL
姿勢骨格矯正
身体の軸の歪みと自己免疫を改善させる根本療法です。
第1頸椎・第2頸椎を矯正することで筋肉を緩めて神経に働きかけ、ピンポイントで施術することで痛みを取り除き、身体のバランスを整えます。
鍼灸
白血球を増やすことで生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能を活性化させる働きをすると考えられています。
また首・肩・背中のしつこい凝りをほぐすのに適しています。
特にお灸は虚弱体質の方に向いています。
産後骨盤矯正
産後はゆがんだままの骨盤(仙腸関節)がグラついて安定感がなくなり痛みを伴ったり、出産後に体重が増加してしまうことがあります。
産後の不調を防ぐためには、骨盤まわりの緩んだ靭帯や筋肉に働きかける産後骨盤矯正がおすすめです。
美容鍼
美容鍼は本数や電気鍼ではなく限られたポイントに施術する事が重要です。
美容に関して1回で最大の目的を手に入れたいならば、姿勢骨格矯正プラス美容鍼をオススメします。
また頭皮針もする事でリラックスできます。
特別施術
(トータル
メンテナンス)
当院では身体の症状を強く感じているが、仕事が忙しくなかなか通院が出来ない方も多いかと思います。
忙しい方には、痛みや疲労回復までご希望にお応えが可能な特別施術(トータルメンテナンス)がおすすめです。
ダイエット
(体質・生活
習慣改善)
当院では生活改善・質的栄養バランスを整える事で、健康的な身体を手に入れるお手伝いをしてます。
ダイエットカウンセラーが患者さまにあわせたプログラムを考案し、生活習慣の改善を目指していくダイエット(体質・生活習慣改善)メニューがおすすめです。
パーソナル
トレーニング
(姿勢・
運動指導)
筋肉を鍛えると、姿勢が改善したり、バランス感覚が安定するメリットがあります。
健康維持のために鍛えたい中高年の方はもちろん、スポーツに励む中高生・社会人の方にもコンディショニングの一環としてパーソナルトレーニング
(姿勢・運動指導)メニューがおすすめです。
交通事故施術
交通事故というのは日常のケガとは異なり、思ったより重症になっていることもあります。
特にむち打ち症は確かな施術をしておかないと、後々に後遺症が出る事が多いです。
交通事故施術に特化した当院に来院ください。
自律神経調整
ストレスやホルモンバランスの乱れによって自律神経が乱れると全身のさまざまな器官に悪影響を及ぼします。
私たちの意思ではコントロールできない自律神経の働きを整えるには、自律神経調整メニューがおすすめです。
保険施術
整骨院でも、公的医療保険や自賠責保険、労災保険といった各種保険が使用できる場合があります。
患者さまの症状やケガをしたときの状況により変わってくるため、まずは対象となるかどうか当院へご相談ください。
往療施術
当院では、個人・法人様向けの出張施術も行っております。
お仕事が忙しい方やお身体が不自由で当院への通院が困難な方に対して、施術者が患者様の自宅や職場、施設に伺い、施術(整体・はり)を行います。
当院のご紹介
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やよい堂整骨院
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