ふくらはぎがつるのはなぜ?
膝の痛み
まず、足がつるとはどんな状態なのかを整理しておきましょう。
例えば、歩いたり走ったりするとき、自分の意志で筋肉を動かしていますね。
それが何かの原因で、自分の意志と関係なく筋肉が突然けいれんすることがあります。
筋肉が収縮したままで固まってもとにもどらなくなりし、激しく痛みも伴います。
これが「つる」という症状です。
もっとも多いのがふくらはぎですが、足の指や側面、腱の周りでも起こります。
足がつるシチュエーションはさまざまです。
若い世代の場合は、テニスやサッカーなど、とくに足を激しく使う運動中に多く起こります。
これは、運動による筋肉疲労が原因と考えられています。
ところが中高年になると、激しいスポーツをしていなくても足がつりますし、睡眠中につることもあります。
そしてそれが慢性化するといった事例も多いのです。
ふくらはぎが「つる」メカニズムは?
どうして、ふくらはぎが「つる」のか、まだ詳しくは解明されていません。
病気などの直接的な原因がない場合、有力な要因の1つが「電解質異常」です。
大量の汗をかいたり、嘔吐をした後には体は脱水状態になりがちです。
脱水状態になると体内のミネラルバランスが崩れてしまいます。
この状態のことを電解質異常といいます。
電解質とは、主にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど血液中にあるミネラルイオンのことを指します。
筋肉の働きにはさまざまなミネラルが関係しています。
ですから、何らかの原因でミネラルのバランスが崩れてしまうと、筋肉の働きにも悪い影響を及ぼしてしまうのです。
大量の汗をかくというと夏場だけ気を付ければいいと思いがちですが、睡眠中にもコップ1〜2杯程度の汗をかきますし、暖房をつかっていれば冬場の室内でも汗をかきます。
とくに中高年の場合、汗や尿といっしょにミネラルが体から出てしまいがちなので、自覚がないままにミネラルバランスが崩れていることもあるのです。
運動による影響
では、運動による影響はどうなのでしょうか。
運動をする時は筋肉を使います。
すると、カルシウムやナトリウムなどのミネラルが急速に消費されます。
合間にミネラルを補給せずに運動を続けると筋肉は疲労していくので、ふくらはぎがつりやすくなるのです。
とくに中高年の場合は、自分では軽い運動を思っていても、多くのミネラルが排出されていることも多いもの。
運動中によく足がつる方は、予防策の1つとしてスポーツドリンクなどをマメに飲んでミネラルの補給に努めましょう。
睡眠中に足がつる原因は?
夜寝ている時に突然ふくらはぎがつることがあります。
睡眠中に足がつる原因は、筋肉量の減少や血行不良などにあると考えられています。
筋肉量は適切なトレーニングを積んでない場合、加齢とともに徐々に減少していきます。
足の筋肉が衰えていくと、下半身の血流が低下し、ミネラルやビタミンなどの栄養分がすみずみまでいきわたりにくくなります。
その結果、自分としては激しい運動をしているつもりはなくても、筋肉の疲れが体にたまりやすくなるのです。
さらに、中高年になると、動脈硬化を起こしていることが多くあります。
足の血管の動脈硬化があると、当然血流の量も低下するので、足がつる原因となります。
運動中にたまに足がつるといった程度なら、心配ないでしょう。
ただ、日常生活の中で頻繁に足がつる場合は、動脈硬化などの病気が隠されている恐れもありので、受診することをおすすめします。
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